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ビジネスの極意は、インドの露天商に学べ!

私は、自分が読んで良かった本だけをご紹介していこうと思っているので、おもしろくなかった本については、特にコメントも書いておりません。最近も今人気のビジネス書を連続して読んでおりますが、どうも今ひとつなので、見送りたいと思います。かくして、色々な本を読んでも本当に良かった本というのは、限られてきますので、皆様にも本を購入する際のご参考にお役にたてれば幸いです。

  ビジネスの極意は、インドの露天商に学べ! (海外シリーズ)ビジネスの極意は、インドの露天商に学べ! (海外シリーズ)
(2001/10)
ラム チャラン

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ビジネスの基本を非常にわかりやすくまとめた良書です。ファイナンスに関してもおもしろい考え方を得られます。我々は、どうしても、資金繰り、資金調達、投資効率、資本効率等、色々と最新の理論を追求しがちですが、よくよく考えれば、難しい理論は不要で、本当に大事な原則と言うのは、シンプルなんだと言う事に気づかされます。

<目次>
第1部 ビジネス感覚―ビジネスの世界の普遍的な言葉(ジャック・ウェルチと露天商に共通すること―    ビジネスの基本
    どのビジネスも基本はおなじ―現金、利幅、回転率、成長、顧客を理解する
    自社のビジネスの全体像を理解する―個々の要素はどう組み合わされているか)
第2部 ビジネス感覚を現実の事業に活かす(複雑な世界を明快に解きあかすのが指導者―事業の優    先事項を決める
    富は利益だけでは決まらない―投資家の視点から事業をみる)
第3部 実行面の強み(人を育てるには勇気が必要―適材を適所にあて、不適合に対処する
    集団で決定をくだす―社会的行動の仕組みを設計する
    なにをすべきか、どのようにして達成すべきか―実行面の強みを持つ経営者)
第4部 なにからはじめるべきか(ビジネス全体のなかでの各自の役割―はじめて稼いだときの気持ち    に立ち返る)

本書では、道端で物を売っている露天商をモデルにビジネスの原則について、説明をしていきます。商売をはじめるときは、多額の現金は持っていないし、信用もないので仕入れは現金払いになります。それを現金で販売して、翌日の商品を仕入れをし、残ったお金で生活しをします。商品が売れないと次の仕入れが出来ないので、売上げ状況を見て、適当な時期に値下げをして現金化しないといけません。(キャッシュフロー経営)また、一時的に、お金を借りる場合でも、銀行では相手をしてくれませんので、高利貸しから借りる事になります。彼らの借りるときの金利は、年利34%、一方、露天商の粗利は5%程度であるのに、なぜビジネスとして成り立つのか?それを、露天商に質問すると、何と言う馬鹿な質問をするのかと言わんばかりに、何回も右手を回して説明してくれます。そう商品の回転をあげればいいというわけです。(資産利益率)彼らは、何も高度な教育を受けているわけではないのですが、きちんとビジネスを理解して、実践しているのです。

本書では、ビジネスの基本を、現金の生成、利幅、回転率、資産利益率、成長、顧客であるとし、非常にわかりやすく解説を進めていきます。これらは、キャシュフロー経営、ROA、ROE、EVA、IRRといった指標を知らなくても、露天商は日常の中で、実践しているという驚きを提供してくれます。

我々は、何か事業をおこすときでも、投資をするときでもお金を借りて始めるのが普通になっているので、日本企業は、欧米の企業と比べて借入金の比率は高いわけですが、根本的に考え直さないといけないなと気づかされます。

デッドライン仕事術

デッドライン仕事術 (祥伝社新書 95)デッドライン仕事術 (祥伝社新書 95)
(2007/12/15)
吉越 浩一郎

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久しぶりにいいビジネス書に出会いましたので、ご紹介いたします。著者は女性下着メーカの元社長であります吉越 浩一郎氏です。オーナー社長による仕事術の本は、あまり実務的でないものが多いですが、著者は、いわゆるオーナー社長ではなく、ビジネスマンから社長になられただけあって、紹介されている仕事の極意は、非常に参考になるものが多いです。

<目次>※要約

第1章 仕事のスピードを3倍にする
──まず、残業を止めてみる
・なぜ、日本のホワイトカラーの生産性は低いのか?
・「時間」を固定すれば、「効率」は必然的に上がる

第2章 即断即決
──どうすれば決断力は身につくか
・「仕事のスピード」=「判断のスピード」
・判断材料はすべて「現場」にある

第3章 キャリアアップできる人間の思考法
──仕事はゲーム、技は盗め
・「社員教育」は無駄である
・リーダーシップは、「フォロワーシップ」から生まれる

第4章 「会議」と「デッドライン」で部下を動かす
──簡単で効果抜群なマネジメント手法
・会議は「話し合う場」ではなく、「決める場」
・会議でのデッドライン管理は、続けることに意味がある

トリンプの社内会議は、非常に有名で、みなさんも色々なビジネス雑誌で目を通された方も多いと思います。本書においても会議の運営方法も紹介されておりますが、著者は、主に外資系の会社で勤務され、奥様もフランス人であるとのことで、本書の中においても日本の企業と海外の企業との違いについて、色々と言及されており非常に参考になります。

・「NO残業デー」のような形式的な施策に意味があるのか?
・ワークライフバランスという言葉がもてはやされているが、それで何をするのか?
・個人プレーよりもチームプレーが大事であると言われるが何か違和感がある
・部下の育成、指導が管理者の仕事であると言われるが、何か違和感がある等

どうもモヤモヤしたそんな疑問についても、非常に明快に、ロジカルに説明されており、非常に参考になりました。デッドラインとは、締切りのことであり、残業を禁止し、あらゆる業務には、締切日を設定し、会議を有効に使ってマネジメントをする。ということが、基本的な考え方でありますが、その事自体は、みなさんも百も承知で、珍しい内容ではないと思います。しかしながら、実際に実践できている方は少ないのではないでしょうか。本書は、いかにして実践していくか、なぜそうしないといいけないのかも含めて実務的に書かれておりますので、部下を持つ方は、是非ご一読下さい。

本書には、仕事の生産性を上げる方法だけでなく、キャリアアップのために必要な事、上司として何をしないといけないのか等、ビジネス全般に非常に有益なアドバイスがちりばめられております。

最後に、外資系における仕事の進め方、組織の機能の考え方等で私が、非常に参考になった本も参考までにご紹介しておきます。



八城政基 MBA講義八城政基 MBA講義
(2000/02)
八城 政基

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コーポレートファイナンス

コーポレート ファイナンス(第8版) 上 コーポレート ファイナンス(第8版) 上
リチャード・ブリーリー、スチュワート・マイヤーズ 他 (2007/03/15)
日経BP社

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コーポレート ファイナンス(第8版) 下 コーポレート ファイナンス(第8版) 下
リチャード・ブリーリー、スチュワート・マイヤーズ 他 (2007/03/15)
日経BP社

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前回は、これからファイナンス理論を学ぶ方のために、おすすめの書籍を紹介しました。今回は、もっと本格的に勉強をしようという方におすすめの書籍です。

コーポレート ファイナンス(第8版) 上
第1部 価値
第1章 ファイナンスと財務担当者
第2章 現在価値、企業の目的とコーポレート・ガバナンス
第3章 現在価値の計算
第4章 債券と普通株式の価値
第5章 純現在価値が最善の投資決定基準となる理由
第6章 純現在価値ルールによる投資判断
第2部 リスク
第7章 リスク、リターン、資本コスト入門
第8章 リスクとリターン
第9章 資本支出予算とリスク
第3部 資本支出予算における実際的な問題
第10章 プロジェクトはブラックボックスにあらず
第11章 戦略と資本投資決定
第12章 エージェンシー問題、経営報酬、そして業績評価
第4部 資金調達の決定と市場の効率性
第13章 企業の資金調達と市場の効率性に関する6つの教訓
第14章 企業の資金調達の概要
第15章 企業はどのように証券を発行するのか
第5部 利益還元政策と資本構成
第16章 利益還元政策
第17章 負債政策は重要か
第18章 企業はどれだけ借り入れるべきか
第19章 資金調達と評価

コーポレート ファイナンス(第8版) 下

第6部 オプション
第20章 オプションを理解する
第21章 オプションの価値評価
第22章 リアル・オプション
第7部 負債による資金調達
第23章 政府債券の評価
第24章 信用リスク
第25章 多様な負債
第26章 リース
第8部 リスク管理
第27章 リスクを管理する
第28章 国際的なリスク管理
第9部 財務計画と運転資本の管理
第29章 財務分析と計画
第30章 運転資本の管理
第31章 短期の財務計画
第10部 合併、企業支配権とガバナンス
第32章 企業合併
第33章 企業再編
第34章 各国における企業のガバナンスと支配権
第11部 結論
第35章 結論:ファイナンス理論の現状と課題


本書は、大学の教材、企業研修の教材としても広く取り扱われております。目次を見ていただいてもかなりの分量である事がわかると思いますが、少し調べたいことや確認したい事が出来たときに常に手元においておくと非常に重宝します。

CFO、経営企画に関わる方は、是非ご一読いただけたらと思います。前回と今回ご紹介させていただいた書籍を読まれた方は、現実の社内での仕事との違いに違和感を持たれ方もいらっしゃるかと思います。それは、日本では、まだまだ経常利益、売上高を目標に経営してる会社が多く、欧米では、キャッシュフロー、株価を意識した経営であることや、借入金に関する考え方の違い等、日本企業と欧米企業との経営スタイルの違いによるものです。

日本企業においては、経営陣はじめ、幹部社員においても、ファイナンスに関する知識が乏しい事により、そもそも会話も思考もかみ合わない事が多く発生します。もちろん、ファイナンスの知識がないと経営ができないという話をしているわけではありませんが、投資に関する考え方は、ファイナンスの知識なしに成り立ちません。そのため、欧米では、CEO、CFO、COOというそれぞれの役職が存在しており、職務分掌も明確になっておりますが、CEOに関しても最低限のファイナンス知識は持っているものです。日本企業も、日本的経営のいい部分はそのままに、欧米企業の先進的な考え方は積極的に取り入れていって欲しいものです。

M&A、企業価値評価についてもっと、勉強したい方は以下の書籍がおすすめです。

企業価値評価 第4版 【上】企業価値評価 第4版 【上】
(2006/03/10)
マッキンゼー・アンド・カンパニー、ティム・コラー 他

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企業価値評価 第4版 【下】企業価値評価 第4版 【下】
(2006/03/10)
マッキンゼー・アンド・カンパニー、ティム・コラー 他

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MBAファイナンス

MBAファイナンスMBAファイナンス
(1999/04)
グロービスマネジメントインスティテュート

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今回は、ファイナンス、企業価値評価(バリエーション)、財務政策を勉強中、もしくは、これから勉強しようという方へおすすめの書籍をご紹介いたします。

第1章 キャッシュフロー
第2章 現在価値
第3章 インベストメント:投資のリスクとリターン
第4章 資本コスト
第5章 投資の価値計算
第6章 企業価値
第7章 財務政策
第8章 資金調達
第9章 デリバティブ
第10章 証券化
第11章 経営戦略とファイナンス理論

私は、仕事の関係上、自社の事業売却、M&A案件での買収価格の入札、交渉をするにあたり、自分たちの事業はいくらで売却できるのか、適正価格はいくらか、はたまた自社がM&Aをかける際の適正価格はいくらなのかという問題について、取り組まざるを得ない状況となり、かなりの書籍を購入して勉強をしてきました。

その中で、やはり役立つ本もあれば、全く役に立たない本もたくさんありましたので、現在、同じような状況で苦労されている方には、本書をおすすめします。いくつか同じジャンルの書籍を読んでいくと、微妙に説明が食い違ってきて、何が正しいのかがわからなくなってきます。ファイナンス関係だけでも、50冊ぐらいは目を通してきましたが、本書であれば、基本的な部分をかなり理論的に説明してくれており、頭に入りやすくなっていると思います。

現在特に、財務に関わっていない方でも、ファイナンス理論を勉強する事は、後々、仕事において非常に役立つ場面が出てくると思いますので、一度、本書を手にとっていただけたらと思います。

・自社の株価をあげるためには、何をしないといけないのか?
・投資をする際にも、買ったほうが得か、借りたほうが得か?
・店舗出店する際でも、買ったほうが得か、借りたほうが得か?
・いくつか投資案件がある中で、どの案件に投資をするのがべストか?
・資金調達は、借り入れ、社債発行、株式発行等どの方法がベストか?
・赤字の事業、店舗はどの時点で撤退したら良いのか?

仕事をしていくにあたって、判断をしなければいけない場面において、ファイナンスの知識は非常に役立ちます。上記の課題に対してあなたはどのように判断しますか?興味のある方は、一度ファイナンス理論の世界に足を踏み入れてみてください。

M&A、企業価値算定をもっと勉強した方には、以下の書籍をおすすめします。株価の適正水準を判断す際に、PERを使用しますが、DCF法とは整合性がとれているのかどうかについての考察も本書には登場しますので、興味のある方は、是非ご一読下さい。


MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA) (日経BP実戦MBA)MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA) (日経BP実戦MBA)
(2001/10/12)
森生 明

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3賢者の成功哲学

3賢者の成功哲学 成功哲学の源流は人格主義! サミュエル・スマイルズ「自助論」、ジェームズ・アレン「原因と結果の法則」、オリソン・マーデン「いかにして希望を達すべきか」3賢者の成功哲学 成功哲学の源流は人格主義! サミュエル・スマイルズ「自助論」、ジェームズ・アレン「原因と結果の法則」、オリソン・マーデン「いかにして希望を達すべきか」
(2007/08/05)
リチャード・H・モリタ

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本日ご紹介するのは、自己啓発書の中でも、いわゆる第1世代にあたる自己啓発書の原点となる作品になります。これ1冊にサミュエル・スマイルズ「自助論」、ジェームズ・アレン「原因と結果の法則」、オリソン・マーデン「いかにして希望を達すべきか」の3冊が簡潔に納められております。

<目次>

成功論〜オリソン・マーデン

1.希望を達成する方法
2.落胆するな!
3.真の幸福について
4.真の自己に目覚めよ!

人格論〜サミュエル・スマイルズ オリソン・マーデン

1.自助の精神
2.人格を鍛えよ
3.誠実である事
4.幸せな成功者となれ!

因果論〜ジェームズ・アレン

1.原因と結果の法則
2.思考は表面化する
3.健康を作り出す原因と結果

サミュエル・スマイルズの「自助論」は、今非常に売れている勝間 和代さんが、週間ダイヤモンド「年収が20倍増えた仕事術「グーグル化」知的生産革命」の中で、紹介されておりましたので、目にされた方も多いのではないでしょうか。

現在、多数の自己啓発書が出版されておりますが、全て、この第1世代の自己啓発書が元になって、色々な書籍が生まれてきました。現在、「シークレット」をはじめとする「引き寄せの法則」や「習慣化の法則」、「原因と結果の法則」も本書の中で紹介されており、本書が原点となっております。今まで、自己啓発書を色々読んだけど、どうもまだ物足りないという方は、是非、本書をご一読いただけたらと思います。

<参考書籍>
週刊 ダイヤモンド 2008年 2/9号 [雑誌]週刊 ダイヤモンド 2008年 2/9号 [雑誌]
(2008/02/04)
不明

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スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫
(2002/03)
サミュエル スマイルズ

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「原因」と「結果」の法則「原因」と「結果」の法則
(2003/04)
ジェームズ アレン

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ザ・シークレットザ・シークレット
(2007/10/29)
ロンダ・バーン

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